サークリングターン
テシマスキー独自の、空を飛び回るような、水中を泳ぐような、新感覚のターンです。 翼を広げた鳥が、落下しながら躰を傾けてキューっと旋回して行く。それと同じ感じなのでサークリング(旋回)ターンと名づけました。ほとんどのパウダー用のスキーは太さで浮力を得て、スキー全体が浮いたまま、サイドカーブで雪の表面をスライドするようにターンしています。ターンの構成要素がスライドターンなので雪の抵抗を受けながら減速要素が多いターンになってしまっています。 テシマスキーは、スキー全体がしなやかな弓のように美しい曲線を描いてたわみます。弓のようにたわんだ面が雪の圧を受けてターンをします。そり返った弓の形が雪の中を進んで行って浮上し、それを傾ければ旋回するようにするりと曲がります。たわんだ面が回転弧に沿った形で進んで行くので、減速要素が少なくとても効率的です。非常にスムーズな流れのある動きで、これまでに感じられなかった遠心力と推進力あるターンを実現しています。 そして荷重の仕方でたわみの量を変えれば、浮き沈みとターンの深さをおもしろいように作り変えられます。上下動を強めに加重すれば大きくたわんでグイッとターンし、そっと控えめに加重すればターンを伸ばして行けます。深雪の中で、前後のピッチングと左右のローリングを駆使してパンピングするように体を大きく動かせば、バンクを滑るような躍動的なターンも可能です。
雪の立体空間を思いっきり使いこなせるサークリングターンは、ターンする毎に心をウキウキと弾ませてくれます。 雪とスキーと躰が調和した時の気持ち良さは想像以上です。
雪の立体空間を思いっきり使いこなせるサークリングターンは、ターンする毎に心をウキウキと弾ませてくれます。 雪とスキーと躰が調和した時の気持ち良さは想像以上です。