雪と一つになるスキーを求めて
高梨 穣
毎朝歩いて山へ向かっては、フレッシュなパウダースノーを滑るのが日課。 ニセコひらふスキー場の麓に住まいを構え、四季を通じ自然と向き合い、常に自然の恩恵を受けながら愉しむ暮らしを営む。もちろん何よりも滑ることが暮らしの中心である。 パウダースノーの魅力に取り憑かれ1990年からニセコを滑り、滑ることに情熱注ぐ人生を歩み続ける。 これまでヨーロッパや北米、北欧、アラスカ、南米、ニュージーランドなど、世界中の雪を滑って来たが、やっぱりニセコのパウダースノーは世界で一番だと確信している。 競技やインストラクター、バックカントリーガイド、そしてアルペンスキー、テレマークスキー、スノーボード。長年にわたる様々なスキーキャリアと、常に自然と対峙する経験を積み重ねてきた結晶として、自らの感覚が雪と一つになるスキーを求めてテシマスキーを作り始める。